ストレスや疲労は、赤ちゃんが騒いでいるときに感じる感情のひとつです。
あなたの赤ちゃんが粉ミルクの広告のように穏やかで静かでないなら、長く使われてきた赤ちゃんを落ち着かせるテクニックがあります。
すぐに赤ちゃんを落ち着かせるコツ
赤ちゃんが騒いでいるのに、お腹が空いているわけでも痛がっているわけでもなく、おむつが濡れていたり汚れていたりするわけでもないときは、以下の方法を試してみると落ち着くかもしれません。
おくるみ
薄手の大きい毛布で、赤ちゃんをブリトーのように包み込みます。おくるみに慣れていない方は、ハウツー記事をご覧ください。
落ち着く音
赤ちゃんが胎内にいたことを思い出す音は、心を落ち着かせます。ホワイトノイズなどの鎮静効果のある音を出すデバイスもありますが、扇風機の低い音でも効果があります。あなたの優しい鼻歌も効果的かもしれません。
穏やかな動き
抱っこやおんぶをして歩くことで胎内にいたころのことを思い出し、落ち着くこともあります。また、ベビーシートで車に乗るのも気持ちを落ち着かせるのに効果的かもしれません。
吸わせる
授乳時以外は指を吸わせてあげると、赤ちゃんが落ち着くかもしれません。また、月齢に合ったおしゃぶりもおすすめです。
そばにいてあげる
寂しいだけかもしれません。抱っこして呼吸を整え、背中を優しくなでてあげましょう。
よくある原因を見つけ出して対処
空腹
授乳時間の表を作成し、手を口に運ぶ、唇を鳴らすなど、空腹の前兆に注意してみてください。
小児科医に、授乳間隔について相談してみましょう。授乳開始から次の授乳まで、2時間から2時間半の場合が多いです。
消化不良が原因で赤ちゃんが不快感を感じ騒いだりしているようなら、左側に体を預けるようにして抱っこし、背中をやさしくさすってあげましょう。
食品過敏症
まれですが、食物過敏症による不快感が原因かもしれません。
母乳で育てている場合は、特定の食品を1つずつ減らしてみて、騒ぐのがおさまるかどうか試してみてください。以下のものを減らしたりさけたりしてみましょう。
・カフェイン
・乳製品
・ガスがたまりやすい食べ物(キャベツ、玉ねぎ、豆類)
母乳で育てている方は、除去食療法を試す前に医師に相談しましょう。除去食療法は健康上のリスクをもたらす可能性があり、落ち着かせる効果が確実に証明されているわけではないからです。
哺乳瓶で育てている場合も同じく、粉ミルクが不機嫌の原因ではないかと思われるかもしれません。粉ミルクのブランドや種類を変える前に、まずかかりつけの小児科医に相談しましょう。
おむつ
おむつに尿や便がつくと赤ちゃんが騒ぐことがあります。おむつを汚したり濡らしたりする頻度や、新生児がおむつに対する敏感さで驚くかもしれません。
温度
そう。単純に、あなたの赤ちゃんは暑すぎたり寒すぎるのかもしれません。目安としては、赤ちゃんはあなたと同じぐらいの枚数の服を着ているのがちょうどよいでしょう。
疲労
あなたの赤ちゃんは、しっかり寝ていますか?新生児は1日に16時間以上眠ることも珍しくないのです。
病気
病気が原因で騒いでいるかもしれません。直腸体温計で体温を測ってみましょう。生後2ヶ月未満で発熱がある場合は、すぐに小児科医に連絡してください。
吐き戻しや嘔吐が多い場合は、GER(胃食道逆流症)の可能性があります。
過剰な嘔吐や吐き戻しに加えて、授乳後に騒いだり、体重が増えないなどの症状がある場合は、医師に相談してください。
医師に相談し、以下のような他の病気のサインを見つけましょう。
・発疹
・耳漏
・いつもより下痢や嘔吐が多い
・血便
・肌や目が黄色い
異常がない場合
いろいろ試しても効果がないと感じたら、日記をつけて情報を集めてみてください。
赤ちゃんの行動や言動をすべて書き留め小児科医に見せ、確認してもらいましょう。以下の情報を書いておくと良いでしょう。
・赤ちゃんの起床時間
・赤ちゃんが眠くなった時間
・ご飯を食べ始めた時間
・食べ終わった時間
・起きたときの様子
・食べた後の様子
親とストレス
これを覚えておいてください。
自分を大切にすることで、相手を大切にすることができます。赤ちゃんが騒ぐと大きなストレスがかかりますが、対処法として次のようなものがあります。
・健康的な生活習慣を維持しましょう。水をしっかり飲んで健康的な食事をし、赤ちゃんが寝ているときに眠りましょう。言うは易く行うは難しですが、カフェインでは昼寝の代わりになりませんし、食事としてカウントされることもありません。
・助けを求める。友人や家族が助けてくれるなら、あなたが寝ている間、洗濯物を干したり、買い物をしたり、赤ちゃんの相手をしてもらいましょう。
・感情の起伏を知り、心の準備をしておく。小さな足の指をくすぐったり、愛情に包まれた次の瞬間には、まともに眠れるのか、自分だけの空間はあるのかと不安になるかもしれません。まったくもって普通のことです。
・視野を広く持ちましょう。騒がしい赤ちゃんもやがて落ち着き、すくすくと育ちます。そうした過去に目を向け、その瞬間に感謝することを忘れないでください。
・景色を変えましょう。家の外に出て、赤ちゃんを散歩やドライブに連れて行ってあげましょう。赤ちゃんが落ち着くだけでなく、あなたにとっても考え直すいい機会になるでしょう。
・以前のように優先順位を気にしなくても大丈夫。毎日3食用意したり、ソファの下に掃除機をかけたりする必要はありません。新米パパママには「家事免除」のパスがあるのです。
・助けを求める。単に助けを受け入れるだけではありません。特に気難しい赤ちゃんを持つのは大変なことで、時には助けが必要なこともあります。圧倒されたり落ち込んだりしたときは、医師やメンタルヘルスの専門家に相談してください。
まとめ
新生児を持つことは本当に疲れます。騒ぐ赤ちゃんがいるとそのストレスはさらに大きくなります。以下のような簡単なテクニックで、赤ちゃんを落ち着かせましょう。
・おくるみ
・落ち着く音と穏やかな動き
・何かを吸わせる
また、次のような原因も考えられます。
・空腹
・食物過敏症
・オムツの汚れ
・温度
・疲労
・病気
しかし、これらのどの原因も当てはまらない場合は、赤ちゃんは生後3ヶ月の間、よく騒ぐことを覚えておいてください。
そして、赤ちゃんを落ち着かせようとする一方で、自分自身の健康に気を配りながら赤ちゃんをケアすることも忘れないでください。