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新型コロナと菜食主義の食生活について

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ベジタリアンや菜食主義の食生活は新型コロナ自体を予防することは出来ませんが、免疫力を高めることは出来ます。これは、SARS-CoV-2の感染を防ぎ、重度の症状の発症リスクを下げることが出来ます。

留意すべきは、ベジタリアンや菜食主義の食生活が新型コロナや他の重度な疾病から人々を守る繋がりを示す直接的な証拠はありません。

とは言うものの、菜食主義の食事は肥満や持病のリスクを下げることは出来ます。これらは新型コロナの症状を悪化させると言われています。

この記事は、菜食主義の食事とその健康的なメリットが新型コロナとどのようにリンクするのかを紹介します。また、ベジタリアンな食事がどのように新型コロナの重症化をどのように防ぐことが出来るのかを検証します。

菜食主義は新型コロナのリスクを下げることが出来るのか?

新型コロナのリスクを下げる具体的な食事はありません。

世界保健機関(WHO)は、新型コロナのパンデミック中、バランスの取れた食事が免疫力を上げるとアドバイスします。この食事は、魚、野菜や豆類、全粒粉などの加工されていない食事を含みます。

WHOはまた、糖質、塩分の摂取を抑え、赤身の摂取を1週間に1-2回、家禽は1週間に2-3回に抑えるよう勧めます。また、肉と豆は一日160g以上食べないようにすることも勧められています。

研究によると、菜食主義の食事は体重、エネルギー代謝、全身性炎症に対して健康的なメリットをもたらします。これらのメリットは免疫力を高め、新型コロナの重症化を防ぐことが出来ます。

とは言え、菜食主義の食事を摂ることと、ベジタリアンな人は厳密に言うと同じではありません。「菜食主義」は食事に対してのみ使われるのに対し、ヴィーガニズムは他の要因を含みます。

ベジタリアンと呼ばれる人々は、動物を食肉用、衣服のため、その他の理由のために殺したり利用することに反対する人々を言います。しかし、ベジタリアンは主に加工食品を食べ、これ自体は健康にはあまりよくありません。

比べて、菜食主義の食事を心がける人は、主に植物性食物を摂取します。人々は新鮮な自然食品を主に摂取します。彼らはこの選択を健康的、環境的、また倫理的理由で行います。

菜食主義の食事は必ずしも免疫力の向上に繋がるわけではないことに留意しなくてはなりません。菜食主義の食事を摂る人は加工食品や植物性の代理品や、植物性脂質の摂りすぎによって健康に乏しい食生活になってしまっている場合もあります。

加工食品を主に摂取し、野菜や果物をあまり食べない人は、ビタミンB12のような重要な栄養素を摂ることが出来ず、菜食主義のメリットを享受できない事態になっているかもしれません。

菜食主義の食事  VS  新型コロナ

以下のパートでは、菜食主義の健康的なメリットをいくつか見ていき、これらが新型コロナの抑制に影響する理由を検討していきます。

ビタミンとミネラルの増加

British Journal of Nutritionの記事に、最適な量の微量栄養素を摂っている人は、新型コロナの回復力が高いと言われています。

微量栄養素とは、食事の中から摂取するビタミンやミネラルのことを指します。人体は日光を浴びることでビタミンDを生成します。

植物性食物は、亜鉛、セレン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなど、健康的な免疫システムのために重要なビタミンとミネラルを豊富に含んでいます。セレンは免疫系や認知機能を促進する微量ミネラルです。

しかし、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、アメリカに住む大人のうち、10人に1人しか十分な果物と野菜を摂取できていません。

豊富な種類の果物と野菜を取り入れた食生活またはより多くの植物性食物を取り入れた食生活に切り替えることで、人々は免疫力を高めるために必要なミネラルとビタミンを摂取することが出来ます。これは、人々の新型コロナに対する回復力を高めることが出来るかもしれません。

酸化防止剤とポリフェノールの増加

豊富なフルーツと野菜の摂取を含む健康的な菜食主義の食事は酸化防止剤が豊富に含まれています。酸化防止剤はフリーラジカルと戦い、酸化ストレスを防御することが出来る成分です。

いくつかのビタミンやミネラルや、ポリフェノールのような植物性の成分は酸化防止剤として機能します。ポリフェノールはベリーやオリーブ、ナッツなどに含まれています。

2021年の研究によると、ポリフェノールが潜在的にSARS-CoV-2などのウイルス感染を予防したり治癒したりするそとざ出来るのではないかを検証しています。しかし、現段階では、これに対する根拠はありません。

筆者によると、人は歳を追うごとに、免疫系がウイルス感染と戦う力が衰えていきます。研究者はこの免疫学的加齢を免疫老化と呼びます。ポリフェノールは、この老化を防ぎ、炎症を抑えることが出来ます。

別の研究では、酸化ストレスは新型コロナ患者に起こりうる肺のダメージ、血栓症、赤血球異常の原因とかもしれないと言います。

この研究の筆者は、酸化防止剤は治療効果があると言います。そのため、酸化防止剤とポリフェノールが豊富な菜食主義の食事は新型コロナから守るために役立つのではないかと言います。

健康的な腸内微生物叢のサポート

いくつかの研究によると、SARS-CoV-2は腸内微生物叢を変え、プロバイオティクス細菌はSARS-CoV-2に感染した人の炎症を抑えることが出来ると言います。

植物性食物の繊維には、腸内微生物叢を育てるプロバイオティクスを含みます。研究によると、菜食主義の食事は良い方向に腸内微生物叢に影響を与え、バクテリアの種類を増やし、潜在的に炎症を抑えることが出来ます。

2020年の研究によると、食物繊維を多く含む菜食主義の食事はインドの新型コロナ患者を守ったのではないかと言われています。筆者は、菜食主義の食事は炎症を抑えるもととなる腸内微生物叢の生成を促しがちだと言います。

肥満や合併症の減少

菜食主義の食事を摂ることで、新型コロナに罹った場合に重症化を招く肥満やその他の健康被害を防ぐことが出来るかもしれません。

研究によると、糖尿病または肥満の人は、SARS-CoV-2感染による入院率の増加や重症化が懸念されます。

2020年の研究によると、アメリカで新型コロナに罹患して入院した人のうち、最も多い持病は肥満であり、72.5%を占めました。

2016年の分析によると、糖尿病の人にとって菜食主義の食事は炎症を抑え、持病のリスクを抑えることが出来ます。

2019年の研究によると、菜食主義の食事は体重増加、肥満、そして糖尿病を抑え、心血管に対するメリットも示します。

ベジタリアンな食事のその他のメリット

2018年の大規模な研究によると、健康的な菜食主義の食事はアメリカの大人のあらゆる死亡のリスクを下げることと関係があることがわかりました。

特に、他の研究でも、菜食主義の食事を摂る人は、乳がん、高血圧、関節リウマチのリスクが低いと言います。

菜食主義はまた、人間の運動能力やパフォーマンスを向上させることが出来るという証拠を示しました。

ビーガンな食事への切り替え方

ビーガンな食事へ切り替える方法として、新鮮な自然食品を摂り、加工食品と「ビーガンジャンクフード」を避けるべきです。

ビーガンが人気になるにつれ、多くのスーパーではビーガン食品を取り扱うようになりました。

しかし、ビーガンな食品は必ずしも健康的なわけではないことに留意するべきです。ビーガン食品は、栄養価を確認し、ビタミン、ミネラル、脂肪、砂糖の量を見てから買うべきです。

人々は果物、野菜、全粒粉、ヘルシーファット、プロテインから選ぶことで、メリットを受けることが出来ます。

豊富な植物性食物を摂り、「虹を食べる」ことで、菜食主義の食事で必要な栄養素を全て摂ることができます。

しかし、植物性食物は赤血球の生成や脳の生成などに必須な栄養素であるビタミンB12を含みません。

そのため、菜食主義の食事を摂る人によってビタミンB12を含む食品を食べることは重要であり、ビタミンB12のサプリを摂ることをおすすめします。ω-3脂肪酸のサプリも必要かもしれません。

菜食主義の食事のレシピはオンラインでたくさん検索することができます。認定された栄養士に聞いてみるのも良いかもしれません。

まとめ

新型コロナの感染リスクを下げる特定の食事方法の決定的な根拠はありません。

しかし、菜食主義またはビーガンの食事は健康的な免疫システムをサポートすることはできます。これは、SARS-CoV-2感染のリスクを抑え、深刻な症状を抑えることも出来ます。

菜食主義の食事はまた、新型コロナの重症化を招く持病の進行を抑えることも出来ます。

ビーガンな食事はまた、人々の適正体重に到達する手助けをし、肥満を防ぎ、新型コロナの重症化を抑えることが出来るかもしれません。

全てのビーガン食品が健康的ではなく、加工されたビーガン食品は避けるべきで、代わりに自然食品を代わりに摂るべきです。

菜食主義を徹底している人は、ビタミンB12などの特定の栄養素をサプリなどで摂取するべきです。

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LGBTQIA +の人々がコロナ禍でより孤独を感じる理由

 

・最新の研究によると、新型コロナウイルスによるパンデミックは、LGBTQIA +の人々の心理的・感情的な問題を悪化させています。

・専門家は、パンデミックの間、密を避ける生活が、性的マイノリティコミュニティ内の支援体制に混乱を引き起こしたと言います。

LGBTQIA +に適した、社会の一員であると感じられる空間に身を置けなくなったことも関係しています。

 

新型コロナウイルスのパンデミックによってもたらされた社会的孤立は、米国中・世界中のあらゆる人々に打撃を与えました。

ストレスや不安の増加など、パンデミックがメンタルヘルスにどのように悪影響を及ぼしているかの研究が行われてきました。

これは、この1年間で生活がすっかり変わってしまった私たち全員にとって関係のあることです。

今回の新しい研究は、パンデミックがLGBTQIA +の人々の心理面・感情面でどのように悪影響を与えたかということに焦点を当てています。

Journal of Homosexualityに掲載されたこの調査では、性的マイノリティである成人が、パンデミックの突然で劇的な変化によって、生活、交友関係にどのようにマイナスの影響を受けているかを調べています。

パンデミックの影響

「一番重大なのは、性的マイノリティ社会にある支援体制が崩壊したことだ」と、ケースウエスタンリザーブ大学看護学部の助教授であるスコット・エモリー・ムーア博士は述べています。

「多くの性的マイノリティの人同士の交流は、電話やZoom通話ではありません。LGBTQIA +フレンドリーなバー、コミュニティセンター、サポートグループなどで対面の交流ができないことは、彼らの心理面・感情面へ悪影響を及ぼしました。

米国の成人1,380人を対象にオンライン調査を実施しました。そのうち、290人は性的マイノリティで、1,090人はそうではなく、異性愛者でした。

パンデミックの初期(2020323日から620日)に実施された調査で、参加者は、パンデミック中に経験した心理・身体的症状に加え、社会からの支援体制について質問されました。

 

結果は?

性的マイノリティの人々は、パンデミックの最初の3か月間、より多くの身体的症状と不安およびうつ病の症状が認められました。

ムーア博士の研究パートナーであるインディアナ大学看護学部の助教授、ケリー・ヴィエレンガ博士は、パンデミックの初期には、ステイホーム対策がどのように人々に心理的・身体的影響をもたらしたかは分からなかったと言います。

「最初の数週間は、ポテトチップスを食べて、スウェットで過ごせるなんていいじゃないと思われていた」と彼女は言いました。

「しかし、ウイルスの広がりを最小限に抑える行動は、人々のメンタルヘルスに悪影響を与えることがわかりました。」

 

心身の健康格差の歴史

シスジェンダー、異性愛者、LGBTQIA +の人々の間のメンタルヘルスと幸福感の格差については以前から語られています。

LGBTQIA +の人々は、異性愛者の2倍以上メンタル状態が悪いとされています。

彼らはまた、異性愛者と比較して、うつ病、薬物乱用および不安症状を経験する可能性が2.5倍高くなっています。

さらに、LGBTQIA +の人々はより多くのメンタルヘルス支援を必要としています。

LGBTQ +の人々は、気分障害や不安障害、自殺傾向、薬の使用障害など、異性愛者やシスジェンダーよりもメンタルヘルスがよくない」と、ブラウン大学公衆衛生学部のKatie Brooks Biello博士は述べています。

「この調査結果は、彼らに対する差別や偏見の影響であるという仮説が立てられます」

Biello博士は、こういった格差は人種や民族グループ全体で見られますが、LGBTQIA +の有色人種は、特に一度に複数の差別を経験することが多いと述べました。

Biello博士は、特に差し迫った問題として、米国の黒人トランスジェンダー女性に対する暴力と殺人の割合が高いことを挙げています。

 

「家族」を自分で選ぶ

すべての問題は、パンデミックによって拡大しています。

Biello博士は、LGBTQIA +の人々にとって、家族、学校、コミュニティグループなどを通じた社会的支援は、これらの不平等さを緩和する役割となることが多いと言います。

ただ多くの場合、LGBTQIA +の人々は本当の家族に受け入れてもらえないこともあり、このサポートはいわゆる「自分で選んだ家族」から提供されます。

多くのLGBTQIA +の人々は、拒絶されることを恐れて、成人するまで家族にカミングアウトしません。

Biello博士は、「LGBTQ +の高齢者は一人暮らしの人が多く、家族とのつながりが少ない」と述べています。

自分で選んだコミュニティから物理的に距離を取らなければいけないコロナ禍では、特に被害をもたらしました。

「コロナ禍の外出禁止令により、多くのLGBTQ +の人々が、ありのままの自分を受け入れてもらえない家庭で自粛生活をしたり、サポートネットワークとの交流が途絶えるようになりました」とBiello博士。

「実際、コロナ禍での緊急事態宣言直後に実施された大規模な調査では、LGBTQ +の人々は、異性愛者よりも社会的支援が大幅に少ないとの結果が出ています。」

ブラウン大学公衆衛生学部の助教授であるJaclyn White Hughto博士は、自分で選択した家族や地域支援団体から物理的に距離を取らないといけない状況は、孤立感を生み出し、心身の健康にも影響すると言います。

また、Hughto博士は、オンラインでの交流は、コミュニティから疎外されていると感じる人々にとって少しは有効ですが、対面交流と同等の効果はないと述べました。

「オンラインでの交流はもちろん効果があります。しかし、パソコンや電話を持っていなかったり、インターネット接続ができない人、家がない人たちにとっては、対面サポートがないというのは支援を失ったこととなります。」

 

これらの格差への対処

ヴィエレンガ博士とムーア博士は、彼らの研究が必ずしもLGBTQIA +の人々の実態を反映しているとは言えないと言います。

研究グループは主に白人、シスジェンダー、女性で、インターネットにアクセスできる人のみが参加できるものでした。

ムーア博士は、この研究は、現代の比較的裕福な人々にとってこれほど悪い結果であることを示しており、より脆弱な立場にある人々はこれ以上にひどい状況だと言います。

Biello博士は、パンデミックにより、LGBTQIA +の人々が異性愛者やシスジェンダーよりも失業率が高く、収入が低いことが明らかになったと言います。

「ウィリアムズインスティテュートは、大規模調査で、LGBTQ +の人々は新型コロナウイルスの影響で解雇または一時解雇される割合が高く、生活必需品の購入や、家賃や住宅ローンの支払いが困難であると報告している」とBiello博士は述べています。

「さらに、人種差別、特に黒人への差別が貧富格差の主な要因である米国では、LGBTQ +の有色人種がコロナ禍でさらに深刻な経済的影響を受けたことは明らかだ」と彼女は言います。

Hughto博士は、政府、支援団体等が、彼らに対する経済的支援を強化することが必要だと言います。

「私は、公衆衛生面が不安な地域に住む黒人のLGBTQの人々のことが心配です」と彼女は言いました。

米国内の様々な不平等さを改善するために、信頼できる情報に基づき、ワクチン接種を進めていくべきだと言います。

これはまた、マイノリティ支援について問題提起しています。LGBTQIA +コミュニティに参加していない人には、どのようなサポートが必要でしょうか?

コミュニティに参加していない人々がLGBTQIA +の家族、友人、パートナーとの関係を維持することは重要です。個人的なSNSでの「いいね!」だけに留まらないことが重要だとムーア博士は言います。

「マイノリティの人々は、他の人が経験したことのないほど社会的交流の機会を失っているのです。その人々と接する機会を積極的に設けてください。」

ヴィエレンガ博士は、今回のパンデミックで起きたこれらの社会的・経済的変化の長期的な影響を知るために、「今後23年の動向を見ていきたい」と述べました。

「人々の健康に多大な影響を与える出来事は、今回が最後ではないはずです。長期的に調査することで、何が必要で何が必要でないかが見えてきます。人との関わり方を知ることはパンデミックに限らず必要ですよね」

ムーア博士とヴィエレンガ博士も、今回の調査はコロナ禍に限らず学ぶことがたくさんあると言います。

「この1年振り返って、人々はこれをどう乗り越え、そしてこれからどう前に進むでしょうか。人間は、トラウマ的な出来事でない限り、悪い記憶は消えていきます。しかし今回は一部の人々にとってはトラウマ的体験でした。全員が同じ足並みで進んでいるわけではないのです」

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ビタミンDはCOVID-19のリスクを下げることができるのか?

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ビタミンDは脂溶性ビタミンで、あなたの体に重要な役割を果たしています。

この栄養素は、体の免疫力をあげるためにとても重要です。そして多くの人々は、ビタミンDを摂取することで、COVID-19を引き起こす新型コロナウィルスに感染するリスクを下げることができるのではないかと考えています。

現在COVID-19の治療法はありませんが、人との距離を保ったり、衛生的に予防すること(手洗いうがい等)でウイルスに感染するのを防ぐことができます。

また、いくつかの研究で示唆していることとして、ビタミンDを適切に摂取することによって、体の免疫力を保ち、一般的に呼吸器疾患から身を守ることができる可能性があることを示しています。

この記事では、ビタミンDが体の免疫性どのように影響するか、そして、この栄養素を補給することで、呼吸器疾患から身を守ることができるのかという点について説明します。

ビタミンDは、体の免疫性どのような影響があるのでしょうか?

ビタミンDは、免疫力を保つために必要であり、感染や病気から体を守るために重要な役割を担っています。

このビタミンは、免疫反応の促進に重要な役割を果たします。抗炎症作用と免疫調節作用の両方があり、免疫系防御の活性化に不可欠です。

ビタミンDは、T細胞やマクロファージなど、病原体から体を守る免疫細胞の機能を高めることで知られています。

実際、ビタミンは体の免疫機能にとって非常に重要であるため、低レベルのビタミンDは、感染や疾患、および免疫関連障害に対する感受性の増加と関連しています。

たとえば、ビタミンDのレベルが低いと、結核、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器系疾患や、ウイルス性および細菌性呼吸器感染症のリスクが高くなります。

さらに、ビタミンD欠乏症は肺機能の低下と関連しており、呼吸器感染症と闘う体の能力に影響を与える可能性があります。

まとめ

ビタミンDは体の免疫を保つために不可欠です。その栄養素が不足すると、免疫力が低下して感染や病気のリスクが高まります。

ビタミンDを摂取すれば、COVID-19を防ぐことができるのでしょうか?

現在、COVID-19の治療法はありません。COVID-19を引き起こす原因となる新型コロナウイルスに感染するリスクに対して、ビタミンD補給やビタミンD欠乏症の影響を調査した研究は、まだありません。

それでも複数の研究では、ビタミンD欠乏症が免疫力に悪影響を及ぼし、呼吸器疾患を発症するリスクを高める可能性があることを示しています。

さらにいくつかの研究では、ビタミンDを補給することで免疫力が高まり、全体的に呼吸器感染から体を守ってくれることを示唆しています。

14か国で11,321人を対象とした最近の調査では、ビタミンDを補うことで、ビタミンDが不足している人、十分にビタミンDを摂取している人の両方で急性呼吸器感染症(ARI)のリスクが低下したことが示されました。

全体としてこの研究では、ビタミンDを摂取することで、少なくともARIを発症するリスクを12%減少させることを示しました。体を守る効果については、ビタミンDの摂取量が元々低かった人においてもっとも如実に現れました。

さらに調査では、毎日または毎週少量のビタミンDを服用した場合に、ARIから体を守るために最も効果的であり、一方、期間を開けた服用(毎日、毎週でない)場合では効果が低いことがわかりました。

ビタミンDの摂取は、COVID-19のような、呼吸器疾患を発症するリスクが最も高い高齢者の死亡率を低下させることも示されています。

さらに、ビタミンD欠乏症は「サイトカインストーム」と呼ばれるプロセスを強化することが知られています。

サイトカインは、免疫システムに不可欠な部分であるタンパク質です。それらは炎症誘発性と抗炎症性の両方の効果を持ち、重要な役割を果たすことができ、感染や病気から体を守る上で役立ちます。

ただし、サイトカインは特定の状況下で組織の損傷を誘発することもあります。

サイトカインストームとは、感染症やその他の要因に反応して起こる炎症性サイトカインの制御されない放出を指します。このサイトカインの調節不全および過剰な放出は、深刻な組織の損傷につながり、疾患の進行と重症度を高めます。

実際、これは多臓器不全および急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の主要な原因であり、COVID-19の進行と重症度において重要な要素となります。

たとえば、COVID-19の重症例の患者は、多数のサイトカイン、特にインターロイキン-1、およびインターロイキン-6を放出することがわかっています。

ビタミンD欠乏症は、免疫機能の低下に関連しており、サイトカインストームを増強する可能性があります。

そのため、研究者たちは、ビタミンD欠乏症はCOVID-19の重篤な合併症のリスクを高める可能性があり、ビタミンDを補給することで、COVID-19患者のサイトカインストームと制御されていない炎症に関連する合併症を軽減できると仮定しています。

現在、複数の臨床試験では、COVID-19患者におけるビタミンD補給の効果が調査されています。

この分野の研究は進行中ですが、ビタミンDを単独で摂取してもCOVID-19の発症を防ぐことはできないことを理解することが重要です。

ただし、ビタミンDが不足していると、免疫能力を低下させることになり、感染症や病気にかかるリスクが高まることになります。

これは、深刻なCOVID-19関連の合併症を発症するリスクが最も高い高齢者の多くの人々が、ビタミンDを欠いていることを考えると、心配になります。

これらの理由から、この重要な栄養素が不足しているかどうかを判断するために、医療関係機関にて、ビタミンDレベルをテストしてもらうことをお勧めします。

血中濃度にもよりますが、ほとんどの場合、通常1日あたり1,0004,000 IUのビタミンDを補給するだけで十分です。ただし、血中濃度が低い患者は、そのレベルを最適な範囲に上げるために、はるかに高い投与量が必要になることがよくあります。

最適なビタミンDレベルの構成に関する推奨事項はさまざまですが、ほとんどの専門家は、最適なビタミンDレベルが3060 ng / mL75150 nmol / L)であることを認めています。

まとめ

ビタミンDの補給が、COVID-19を発症するリスクを減らすという証拠はありませんが、体内に十分なビタミンDがあると免疫力を高めることができます。さらに、ビタミンDの補給は、一般的に呼吸器感染症から体を守ってくれます。

最後に

ビタミンDは、免疫力を高めることを含め、体内で多くの重要な役割を果たします。

科学的研究によると、ビタミンDを補給することで、特にビタミンが不足している人の呼吸器感染症を予防できる可能性があることを示しています。

それでも現在は、ビタミンDを補給しても、SARS-CoV-2コロナウイルスに感染した結果として、COVID-19を発症するリスクが低下するという証拠はまだありません。

体の免疫力高めるためにビタミンDを補給することに関心がある場合は、適切な摂取量について医療機関に相談してください。