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Kcal(キロカロリー)とCalories(カロリー)の違いとは?

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カロリーとは、食べ物や飲み物のエネルギー量や運動時に消費するエネルギー量を表す計量単位です。

 

 

 

住む場所により表示単位が異なり、キロカロリー(kcal)か キロジュール(kJ)で表されます。

 

 

 

このため、カロリーの計算をしたり、食べ物や飲み物のカロリーを比べたりする時に混乱した経験があるかも知れません。

 

 

 

この記事では、カロリーとは何か、kcalkJの違いおよび二つの単位の変換法について説明します。

 

 

 

主な違い

カロリーは「大きい」「小さい」で表現されます。

 

 

 

calorie(カロリー)」の頭文字「c」が大文字の場合(Calorie)、大きいカロリー、小文字の場合(calorie)小さいカロリーを表します。

 

 

 

1kg(2.2ポンド)の水の温度を1℃(1.8℉)上昇させるためには大きいカロリーが必要です。

 

 

 

逆に、わずか1g(0.035オンス)の水を1℃1.8℉)上昇させるために必要なカロリーは、小さいカロリーで十分です。

 

 

 

上記より、1㎏は1000グラムですので、大きいカロリーは、小さいカロリーの1000倍になります。

 

 

 

もう少し補足説明をすると、「キロカロリー」(「キロ」は1000を意味します)は大きいカロリーを指す単位として元々作られました。

 

 

 

しかし、現在小さいカロリーは物理学や化学の研究以外ではめったに使われません。

 

 

 

そのため、「calories(カロリー)」という単語は、頭文字の「c」が大文字であろうと小文字であろうと関係なく、食べ物のエネルギー量の場合も運動時に消費するエネルギー量の場合も、「kcal(キロカロリー)」と同義語として扱われ、現在ではどちらも同じエネルギー量を表すようになっています。

 

 

 

ですから、栄養を考える時にも、1キロカロリーを1000カロリーに換算する必要はありません。

 

 

 

一方、カロリーはキロジュール(kJ)で表されることもあります。

 

 

 

1カロリー(1キロカロリー)4.18キロジュール(kJ)あるいは4184ジュール(J)です。

 

 

 

カロリーの数字を4.18倍するとキロジュールの数字になり、逆にキロジュールの数字を4.18で割るとカロリーの数字になります。

 

 

 

 

中くらいの大きさのバナナ1本(118g)は105カロリー(キロカロリー)あるいは439キロジュールです。

 

 

 

まとめ

栄養の計算でも運動時の消費カロリーの計算でも、キロカロリー(kcal)とカロリー(calories/ Calories)は同じエネルギー量を表す。カロリーはキロジュールでも表され、1カロリー/1キロカロリーは4.18キロジュールに換算される。

 

 

 

これらの用語はどのように使われているか?

食べ物や飲み物を製造する際、製造会社にはその製品ラベルに栄養成分を表示することが義務づけられていますので、ラベルにはその他の情報とともに、一回分あるいは一定の重さあたりのエネルギ―量が表示されているはずです。

 

 

 

そうした成分表示は、その食べ物や飲み物が健康に良いかを考える場合だけではなく、アレルギー、過敏症、個人的嗜好などの理由で避けるべき成分が含まれているかの判断材料にもなります。

 

 

 

住む場所によって、飲み物や食べ物のエネルギーを表す単位は、kcalであったり、kJであったり、両方使われたりします。

 

 

 

以下に国別の表示法を紹介します。:

・アメリカ合衆国:カロリー

・カナダ:カロリー

・ヨーロッパ連合(EU):キロジュールとキロカロリー

・オーストラリアとニュージーランド:キロジュール もしくは キロジュールとキロカロリー

・中国:キロジュール

 

 

 

製造会社は、飲み物や食べ物のカロリー量を、その飲み物や食べ物に含まれるエネルギー供給栄養素の量で決めます。

 

 

 

三大エネルギー供給栄養素は以下の3つです:

・タンパク質

・炭水化物

・脂肪

 

 

タンパク質と炭水化物は1gあたり4カロリー(16.7キロジュール)で、脂肪は1gあたり9カロリー(37.6キロジュール)です。

 

 

 

ラベルに表示されている数字は切り上げて計算されているため、それぞれの多量栄養素のカロリーやキロジュールの数字を足すと、ラベルの栄養成分表示とは少し異なる場合もあるかも知れません。

 

 

 

さらに、繊維を含む食品の栄養成分ラベルについては、繊維は炭水化物に分類されるため、自分で計算するよりも、少なく表示されているかもしれません。

 

 

というのも、繊維は、消化されやすいタイプとされにくいタイプがあるため、そのタイプによってゼロカロリーだったり、数カロリーだったりするからです。

 

 

 

まとめ

たいていの食べ物や飲み物の栄養成分ラベルには、それに含まれるエネルギー量がカロリーかキロジュールか、その両方で、表示されている。

 

 

 

要点

カロリーは食品のエネルギー量や運動時に消費するエネルギー量を指します。

 

カロリーもキロカロリーも同義語として使われ、同じエネルギー量を指します。

 

 

 

カロリーとキロカロリーはキロジュールでも表すことができ、1カロリー(キロカロリー)4.18キロジュールです。